今週は、マーカー認識において角度がどれだけの影響を与えるのかということについて調べました。
先週先生がおっしゃっていたように、ビューフォリアの星の数に比例して、角度の影響の受け方も変わるという予想を立てて実験してみましたが、結論としてはマーカーによりけりという、曖昧な結果になりました。
まず始めに、そもそもがマーカーとして使えるのかという検証をしました。結果としては以下の画像の通りです。
❌がついているものは、マーカーとして一切に認識されず、△がついているものは、一応認識はされるが精度が非常に悪いというものです。これら以外は問題なくマーカーとして使用することができました。
ちなみに、三角がついている1−2と2−1に関して、1−2は認識されるのに2〜7秒かかり、時々めちゃくちゃ時間がかかったり認識されなかったりという感じ、2−1は認識されるのに1〜2秒かかり、表示されたARオブジェクトが常にぶれ続ける。
実験項目
1.90°で認識させて、どこまでずらすと認識が外れるのか
2.0°からずらしていき、どこで認識されるのか
3.90°からスタートし認識が外れるまでの間のどこで認識がぶれるか
マーカー番号 | 実験1 | 実験2 | 実験3 |
評価について | 大きい方が良 | 小さい方が良 | 大きい方が良 |
1−2 | 62.8 | 71 | 31.4 |
2−1 | 69.8 | 61 | 0 |
3−1 | 71.8 | 39.4 | 69.4 |
3−2 | 72 | 43.4 | 69 |
4−1 | 70.2 | 58.4 | 68.8 |
4−2 | 69.6 | 32.4 | 67 |
5−1 | 68 | 28 | 40.6 |
5−2 | 71 | 35 | 69.8 |
赤 | 74.6 | 24 | 73 |
黄 | 76 | 22.6 | 73.8 |
4−1について、丸はマーカーとして弱い
4−2について、四角は90°〜の時は弱く、0°〜の時は強い
5−1について、90°〜の時はぶれやすくすぐに認識が外れ、0°〜の時はすぐ認識する。特徴量は多いが、散らばり具合が乏しい。
5ー2について、丸を使わず多角形が多めで、全体的に散らばっている、だからこそいい評価が得られたのか。
赤と黄は、非常に良い評価が得られた。
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・マーカーによりけり
・丸が弱く、多角形が強い
・特徴量が多くてもうまくいかないことはある
・漫画本くらい情報量が多いとマーカーとして最適
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次に光の影響についてやりたいと思ったが、難しい。難しい例として、家のプリンターと研究室のプリンターで印刷されたものの質が違い、それだけでも光の影響の受け方が違うから。
光の色についても考えていたが、結局白黒にされて色を認識しないのであれば、関係するのは光の色ではなく、光量になる。